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失業保険の手続き - ハローワーク

さて、お待ちかねの失業保険の手続きです。
なぜお待ちかねかというと、
前項の国民年金や健康保険は、失業者になっても払う側ですが、
失業保険はいよいよ貰う側だからです。
サラリーマン時代に給与から天引きされていた雇用保険料を、
失業者になった今、回収するのです。

ハローワークへ行こう

失業保険を受給するには、
ハローワークに求職の申込みをすることが最低条件です。
求職の申込をしていない場合は、
失業してどれだけの期間が経過しても失業給付はもらえません。
まずは、下記書類・物品を持参して管轄のハローワークに向かいましょう。

  • 印鑑
  • 身分証明書
  • 離職票1
  • 離職票2
  • 雇用保険被保険者証
  • 証明写真2枚 (3cm×2.5cm)
  • 預金通帳

ハローワークは、その名前から「仕事を紹介する場所」、
つまり一種の人材紹介会社のように思っている人もいるようです。
しかし、それは完全な誤解です。
ハローワークは厚生労働省が設置した公的機関であり、
雇用保険を担当する機関です。
民間企業やボランティア団体などではありません。
失業保険の手続きは、このハローワークで行うことになっているのです。
ハローワーク経由で仕事を探す予定がなくても、
就職そのものをするつもりがなくても、
失業保険を受給するためには、
建前でもよいのでハローワークで求職の申込みをする必要があります。

退職理由は自己都合?会社都合?

会社を辞めた理由が
「仕事がつまらないから」
「待遇が悪いから」
といった自分の都合によるものである場合は自己都合退職、
「会社が倒産した」
「リストラで解雇された」
といった会社の事情によるものである場合は会社都合退職となります。

会社を辞めた理由が自己都合か会社都合かで、
失業保険給付日数や、給付制限期間に大きな差が出てきます。

会社都合退職は、
自分の意思とは無関係に会社を辞めさせられたのですから、
失業保険の手続き後、早期 (1ヶ月半後) に給付が始まり、
その給付日数も長くなります。

それに対して、自己都合退職は、
自分で計画的に会社を辞めたということなので、
失業保険の給付日数は会社都合退職者のおよそ半分になり、
さらに3ヶ月の給付制限期間が付きます。
この間は失業保険は一切受給できません。
つまり、自己都合で退職してすぐに他の会社に就職した場合は、
失業給付を受けることなく失業期間が終了してしまうのです。

このように見ると、自己都合よりも会社都合のほうがあらゆる点でお得ということが分かります。

あなたの退職は本当に自己都合か

退職理由による退職後の優遇の差は歴然としています。

会社都合で退職したかったけれど、
離職票にはすでに「自己都合」と書かれているから仕方ない、
と嘆く前に、もう一度自分の退職背景をふり返ってみましょう。

例えば、会社がリストラで希望退職者を募り、
あなたがそれに応じて退職したのならば、
これは正真正銘の会社都合退職です。
それにもかかわらず、離職票に「自己都合」と書かれていたのなら、
明らかに会社の不正ですので、
すぐにハローワークに申告しましょう。

しかし、自分から「辞めます」と言って退職願を提出して辞めたような場合でも
会社都合と同等の扱いになるケースがあります。
それは、会社の不正な行為や理不尽な扱いによって、
自分から退職するように追い込まれたような場合、
もしくは自己のやむを得ない事情で退職した場合です。
具体的には、あなたの退職が次のようなことに起因する場合は、
「正当な理由」となります。

会社の不正行為・理不尽な扱い

  • 過度の残業
  • 給料を不正にカットされた、未払いがあった
  • 労働条件・待遇などが採用前に提示されたものと大きく異なる
  • 急な配置転換や新技術導入によって、能力的に職務が困難になった
  • 上司や同僚から嫌がらせやセクハラを受けた
  • 会社の業務内容が法令に違反している

自己のやむを得ない事情

  • 病気やけがなど、健康上の理由
  • 妊娠・出産・育児などの理由
  • やむを得ない家庭の事情 (親の介護など)