1. 失業者の館 >
  2. これから失業する方へ >
  3. 退職日までのタスク

退職日までのタスク

退職の意思が固まり、準備も一通りできたら、
いよいよ退職スケジュールに入ります。
実際の退職日までの作業の進め方はいろいろありますが、
一般的には、次のような順番で必要な手続きや業務を行います。

退職の意思を直属の上司に口頭で告げる

まずは、直属の上司に退職の相談をもちかけましょう。
電話やメールですますのではなく、直接会って相談するのが鉄則です。
また、上司に相談するまでは、
退職することを同僚に話したりするのは避けましょう。
同僚の間で噂になり、それが上司の耳に入ったりすると話がこじれます。
相談するタイミングとしては、昼休み中や定期ミーティングの後など、
できるだけ上司の仕事が忙しくないときがよいでしょう。

では、退職の理由を聞かれたら、どのように答えたらよいでしょうか。
「人間関係が嫌になった」
「待遇が不満」
などの会社の不平不満をあげると、
配置転換や昇給などの条件変更を提示されて、
話が先に進まない可能性が出てきます。
したがって、上司に退職の理由を話すときは、
「他の仕事をしたくなった」
「仕事に能力的な限界を感じる」
「家庭の事情がある」
など、現在の会社ではどうにもならないような理由がよいでしょう。

うまく退職の話が進んで了承が得られれば、
次の「退職願を出す」ステップに進むことになりますが、
中には執拗な慰留工作や強引な引き留めをしてくる上司も
残念ながらいるかもしれません。
その場合の対応策は、
「慰留工作はこうして振り切ろう」の項で紹介していますので、
そちらを参照ください。

退職願を出す

上司の承認が出たら、退職願を提出することになります。
会社で決められた書式や用紙がある場合は、
それに従って書けば OK ですが、
特にない場合、無地のコピー用紙などに
黒のボールペンやサインペンで退職願の文面を書き、
市販の白い封筒 (会社の封筒は NG ) に入れて提出することになります。
退職願はいたってシンプルな書式で、簡単に書き終わりますが、
誤字脱字にはくれぐれも注意しましょう。

業務の引き継ぎ、備品の返却、退職の挨拶をする

失業後の生活をスムーズに送るためにも、
退職時に後味を悪くしてしまうのは避けたいものです。
どんなに嫌な会社であっても円満退社できるように、
最後の振る舞いは慎重に行いましょう。
具体的には次のようなことです。

  • 業務の引き継ぎを確実にする
  • 備品や貸与されたものはすべて返す
  • お世話になった人に挨拶をしておく

特に業務の引き継ぎは重要です。
後任の担当者が戸惑うことなく業務を引き継げるように、
必要な資料やデータの場所を一覧化しておくなど、
後任者の立場になって行うことが重要です。
ここで手を抜くと、
退職後に電話で問い合わせが来るなど、
後々面倒なことになりかねませんので、
最後の引き継ぎは確実にしておきましょう。

また、退職日までに会社の備品等をすべて返す必要があります。
備品の持ち帰りは横領罪になりますので、
うっかり鞄に入れたまま持ち帰ってしまったということがないように、
すみずみまでチェックしましょう。
制服や作業衣などはクリーニングするなどして、
できるだけきれいな状態で返却すると印象が良くなります。

最後に、これまでお世話になった上司や同僚、取引先などに
退職の挨拶をしておきましょう。
これは特に決まった方式などはありませんが、
できれば直接会って挨拶したほうが印象に残ります。
メールでのやりとりが可能ならば、
加えて挨拶メールなども送っておくよいでしょう。

退職後、同業種に転職したり、自分で会社を起こす場合などは、
それまでの人脈が重要になることが少なくありません。
特に起業するような場合、
人脈を頼りにお客さんになってくれる人を探すことも多々あるでしょう。
したがって、退職日までの業務をしっかり遂行して
良好な人間関係を保っておくことは、
非常に大事なことといえます。